【あんしんウォッチャー】を選んだ理由 & 体験談

◇この記事はPRを含みますが、メーカーから商品を受け取ってPRを依頼されてはいません

あんしんウォッチャーLE

 

実家で暮らす父親の認知がかなり進んできたので徘徊対策にあんしんウォッチャーを毎日使っています。

 

ある日、母親から「お父さんが散歩から帰ってこない」という電話が掛かってきたので警察に連絡を入れ、結局見つかったが22時過ぎということがありました。

 

その日からさすがに独り歩きが心配になったので、徘徊についていろいろと調べてその対策に選んだのが『あんしんウォッチャー』でした。

 

それ以来、父親の日課でもある散歩を安心して見守ることができて本当に助かっています。

 

 

この記事は、認知症による徘徊対策を探している人へ向けて、あんしんウォッチャーを選んだ理由や実際に使った上での感想などをまとめました。

 

同じように家族の独り歩きに悩んでいて、その対策にGPSを考えているという人はぜひ参考にしてください。

 

この記事を読むとこんなことが分かります
  • あんしんウォッチャーを使ったときのイメージ
  • 徘徊対策に見守りGPSを選ぶときのポイント
  • あんしんウォッチャーが他より優れている点

あんしんウォッチャーを使うとこんな感じの生活

両親とは離れて暮らしてますが、あんしんウォッチャーでは毎日こんな感じで父親の移動した場所が自分のスマホで確認できます。

 

あんしんウォッチャーLEの画面

 

位置情報の誤差も最大で5mくらいですかね。通常ではそれほど誤差はないので、今どこにいるのかがすぐに把握できて安心です。

 

 

操作もすごく簡単で、スマホが苦手な母親もけっこう上手く使いこなせていますよ。


 

操作のこと以外で購入前にとくに気になったのは、

  • どの携帯会社のスマホでも本当に使えるのか
  • 端末本体のサイズは大きくないか

という2点。

 

でも、自分のスマホはdocomo、母親は格安SIMで、どちらも問題なく使えていますし、本体のサイズも写真で見るよりも小さかったです。

 

もちろん大きさの感じ方は人によって違うと思いますが、家の鍵にキーホルダーとして付けてもなんとか違和感のない程度には収まっています。

 

あんしんウォッチャーLEの本体の大きさ

目薬の箱と並べるとこんな感じ

 

どうやって外出の度に本人に持ってもらうかという悩みも(家の鍵を持ち歩くので)家の鍵にくくりつけることで解決しました。

 

今のところ料金も含めてまったく不満はないのですが、敢えてデメリットを挙げるとすると電池の持ちが思ったよりも短いことですかね。

 

父親は暇さえあれば近所を歩き回っているのでその影響も大きいようですが、5日もするとバッテリーが少なくなってきます。

 

あんしんウォッチャーLEの操作画面02

 

ただしこれも、標準では「3分に1回」という設定になっている現在地の更新間隔を「5分に1回」に変更することによって1週間以上は持つようになりました。

 

まぁ、スマホなんて毎日充電するし、それを考えれば大した問題ではないと思います。

 

あんしんウォッチャーLEの操作画面01

 

しかもバッテリーが減ってくると「バッテリーが少なくなりました」というメッセージが家族全員のスマホに届くのでバッテリー切れの心配はありませんね。

 

ホントに月々539円でここまで安心感が得られるならもっと早く購入すれば良かったと何度も思いましたし、実際に大ピンチを救ってもらうという経験もしました。

 

その話はまた後ほど書きますが、ここからは何十種類もある見守りGPSの中からどうやって『あんしんウォッチャー』に辿り着いたのかを説明していきます。

見守りGPSを選ぶ前に知っておきたいこと

あんしんウォッチャーは同じように家族の独り歩きに悩んでいて見守りGPSを検討している人にはかなりお勧めできますが、ここからは何を基準にして選んだのかの説明です。

 

各種GPS

 

もちろん見守りGPSといってもいろんなメーカーから出ているので、どんな違いがあるのか調べて他の商品と比較しました。

 

そこで比較するときにチェックするべきポイントを見つけて、最終的に数ある候補の中からあんしんウォッチャーを選んだんですが…

 

その前に、徘徊対策用の見守りGPSを選ぶときに是非知っておいて欲しいことがあるので、まずはその説明をしますね。

 

選んじゃいけない見守りGPSがある!?

 

徘徊対策用に見守りGPSを選ぶとき、まずはじめに知っておいてもらいたいこと。

 

それは、見守りGPSには「高齢者用のGPS」「子供用のGPS」の2つのタイプがあって、高齢者用、いわゆる認知症対策をメインにしているGPSは料金が高いということです。

 

徘徊対策用に見守りGPSを探していると必ず「高齢者向けGPS」とか「認知症徘徊GPS」といった商品が目に入りますよね?

 

でも、これらはハッキリ言ってお話にならないレベルで利用料金が高い。

 

もちろん法人向けであったり介護保険の絡みなど大人の事情もあるのでしょうが、その金額は子供用とは桁が違うほどです。

 

費用/商品 A社
「商品名K」
Y社
「商品名D」
K社
「商品名N」
A社
「商品名I」
S社
「商品名K」
月額利用料 7,700円 2,200円 3,080円 13,200円 1,320円
初期費用 5,500円 6,600円 0円 11,000円 4,400円

※子供用の相場は月額500円〜800円、初期費用5,000円前後です


なので、基本的には「子供用」のGPSの中から選ぶことをお勧めします。

 

機能や端末の性能はむしろ子供用のほうが優れているくらいですし、料金が同じだったとしても子供用のGPSを選んで損をするようなことはないはずです。

 

 

これはある意味、見守りGPSを選ぶうえで1番重要なことと言ってもいいかもしれませんね。


見守りGPSを選ぶときの3つのポイント

ということで、まずは子供用の見守りGPSに絞れたところで、次にそこからさらに絞り込んでいくときのポイントを紹介します。

 

子供用のGPSといっても20種類以上はあるので、最初は何を基準に選べばいいのか見当も付かなかったのですがそれが段々と整理できるようになって。

 

結果的に他の商品と比較するポイントをこの3つに集約できました。

 

  1. 見守る側のスマホとのやり取りがどこまでできるか
  2. GPS以外の複数の方法で位置を測位できるか
  3. 本体価格と月額利用料のどちらも安く収まるか

 

あんしんウォッチャー以外の商品も含め、徘徊の対策用にGPSを購入するならこの3つのポイントをチェックすれば簡単に決められると思うのでそれぞれ解説します。

 

1.見守る側のスマホとのやり取りがどこまでできるか

 

まずは見守る側の「スマホ」と、見守られる側の「GPS端末」との間で連絡機能が付いているか、そしてどこまでやり取りができるかの比較です。

 

連絡機能は大まかに分けると3タイプあって、そのタイプによって利用料金が変わってくるのでかなり重要なポイントになります。

 

  • スマホとGPS端末で相互に連絡する機能がある両方向 [端末 ⇔スマホ] )
  • GPS端末から通知ボタンでの連絡機能がある一方向 [端末 ⇒ スマホ] )
  • どちらからも連絡する機能がない

 

相互に連絡する機能が付いているタイプではテキストや音声メッセージによってメールや留守電のような感覚で利用できるイメージです。

 

どちらからも連絡ができないシンプルなタイプもあって、その中間がGPS端末の本体に通知ボタンが付いているタイプ。

 

あんしんウォッチャーの通知ボタン

 

このタイプはGPS端末のボタンを押すと見守る側のスマホに通知されます(スマホからは連絡できません)。

 

当然、音声メッセージなどをやり取りできる(両方向)タイプは料金が高くなりますが、意外なことに、通知ボタン付き(一方向)のタイプと連絡機能が何も付いていないタイプとの料金に差はありません。

 

認知症の進行度にもよりますが、我が家のケースではテキストや音声メッセージは使いこなせないと思ったので、料金も安い通知ボタン付きのタイプがベストという判断をしました。

 

あんしんウォッチャーの通知ボタンを押した画面

 

 

ときどき(いじってボタンを押しちゃって)「ボタンを押しました」というメッセージが届くのでホッコリしますよ。


 

2.GPS以外の複数の方法で位置を測位できるか

 

見守りGPSは人工衛星の電波を受信して位置情報を測定します。

 

今は世界各国の人工衛星を利用したGNSSなどのシステムも整っていて、見守りGPSの中にはそれらに対応した機種もあるのでより精度の高い位置確認ができるようになりました。

 

位置情報イメージ

 

ただし、人工衛星の電波はトンネルや屋内ではどうしても受信が難しいこともあり、それを補うために通信会社の基地局の電波(スマホの電波)も同時に受信できる機種があります。

 

もちろん複数の人工衛星の電波に加えてスマホの電波でも現在位置を探してくれるほうが正確なのは言うまでもありません。

 

しかも、とくに料金に差はないのでできればこのタイプを選びましょう。

 

3.本体価格と月額利用料のどちらも安く収まるか

 

3つめのチェックポイントは何と言っても利用料金ですね。

 

コスト

 

見守りGPSを利用するためには「端末(本体)の価格」「月額利用料」を支払う必要がありますが、はじめに端末を購入して、あとは月々の料金が発生するというのが一般的です。

 

金額は端末が5,000円前後、月額利用料は500円〜800円程度。

 

月額利用料に関しては、音声メッセージなどのやり取りができる両方向タイプは800円前後、通知ボタン付きの一方向タイプと何も付いていないタイプは500円位になっています。

 

先にも書きましたが我が家ではコスパに優れた一方向タイプを選んで、あとは料金を比較しました。

 

【あんしんウォッチャー】公式サイト

あんしんウォッチャーと他のサービスを比較

ここからは実際に上の3つのポイントで機種(サービス)を選んでその料金を比較します。

 

まずは「通知ボタン付き」「複数の人工衛星(GNSS)とスマホの電波が受信できる」という2つの条件を満たしている機種をピックアップして。

 

さらに、できれば費用を抑えたいので初期費用(端末代金)を含めた1年目の合計金額が15,000円以下になるという条件で選んだのがこの4機種です。

 

  • あんしんウォッチャー(運営:au)
  • まもサーチ(運営:BBソフトサービス)
  • みてねみまもりGPS(運営:ミクシィ)
  • どこかなGPS(運営:Soft Bank)

 

この中では「あんしんウォッチャー」と「まもサーチ」は月額プランとは別にちょっとお得な年額プランがありますが、その他の機種は月額プランのみになります。

 

機種(月額プラン)

端末代金

利用料(月払い)

1年目合計金額

2年目以降料金

あんしんウォッチャーLE 3,975円 539円 9,904円 6,468円
まもサーチ 3 5,280円 528円 11,616円 6,336円
みてねみまもりGPS 3 5,808円 528円 12,141円 6,336円
どこかなGPS 2 7,480円 528円 10,648円 6,336円

 

機種(年額プラン)

初期費用

利用料

1年目合計金額

2年目以降料金

あんしんウォッチャー 9,900円 539円
(月払い/1年目無料)
9,900円 6,468円
まもサーチ 3 10,780円 5,500円(年払い) 10,780円 5,500円

 

「あんしんウォッチャー(LE含む)」は月額利用料が他より11円高いにもかかわらず1年目の合計金額では1番安くなっているのが分かりますね。

 

ただし、この4機種はいずれも年間のトータルコストにそれほど差はないし、性能的にもほとんど同じなので、正直どれを選んでも後悔はしないと思います。

 

ではなぜこの中から「あんしんウォッチャー」を選んだのか?

 

いくつか理由があるのでもう少し具体的な説明をしてみましょう。

あんしんウォッチャーを選んだ理由

ピックアップした4機種の中から「あんしんウォッチャー」を選んだ1番大きな理由は初期費用が安くて、さらにいつでも利用を休止できるプランがあったからです。

 

あんしんウォッチャーには「あんしんウォッチャーLE」という月額プランがあるのですが、このプランは初期費用(1ヶ月目)が3,975円で、2ヶ月目以降も539円という低料金で始められます。

 

 

『あんしんウォッチャー』と『あんしんウォッチャーLE』はプラン名が違うだけで端末はまったく同じ物です。


 

実際に使い始めたときの利便性などが分からなかったので、お試し感覚で始められるこのプランがあるのはスゴく助かりました。

 

しかも子供用ならまだしも、高齢者用と考えるといくら安くても年間契約はしづらいので初期費用が安くて月ごとに更新するシステムというのが有り難かったんです。

 

さらに、運営会社がau(KDDI)ということで信頼性もあるし、自社の基地局を使って安定した位置情報が得られるというのも大きかったですね。

 

au人口カバー率

 

操作が分からない場合や故障かもという場合にauの窓口で(人が)対応してくれるというのも母親の世代には助かります。

 

その点ではSoft Bankの「どこかなGPS」も同じことが言えますね。

 

最終的には購入を検討しているときに割引キャンペーンを実施していたので迷うことなく決めました。

 

ということで「あんしんウォッチャー(LE)」に決めた理由を簡単にまとめます

 

  • 初期費用が安くてお試し感覚のプランがある
  • 利用休止しやすい月契約のプランでも安い
  • 通信事業者の「au」が運営している
  • 割引きキャンペーンを実施していた

 

まぁ、何と言ってもあんしんウォッチャーには「LEプラン」というコスパ最強プランがあるのが1番の決め手でした。

 

ボタン

 

 

あんしんウォッチャーLEプラン

あんしんウォッチャー1年プラン

購入してから設定までの流れ

ここで参考までに、申込みから実際に利用するまでの流れを書いておきます。

 

今回は母親の名義で契約しましたが、申込みは自分のパソコンを使って代わりにしてあげました。

 

申込みはもちろんauのスマホを利用していなくてもできます。ただ、新規で「au ID」(auのアカウント)を作ることになるので前もって作成しておくといいでしょう。

 

auスマホの人でもあんしんウォッチャー用に新規IDを別に作っておけば、もし今後携帯会社を替えても(MNPしても)そのまま利用できます。

 

端末が届いたのは申込みをしてから5日後くらいでした(休日を挟むと前後すると思います)。

 

端末が手元にきたらまずは見守る側のスマホに「au HOME」のアプリをインストール。

 

あんしんウォッチャー本体とスマホとの紐付けは同梱の「接続ガイド」に書いてあるのでそれを見ながら接続すれば簡単にできます。

 

接続ガイド

 

契約者本人(のスマホ)の設定が完了したら次に家族のスマホの設定をしましょう。

 

これは契約者のスマホで「家族招待」のメニューからQRコードを出して、これを読み取って設定をするとそのスマホでも見られるようになります。

 

ここまでとくに難しいことはありませんが、接続設定なども含めるとやはり母親世代だと1人では大変かもしれませんね。

 

ただし、一度設定が済んでしまえば操作はとても簡単なので母親も問題なく使いこなしています。

【まとめ】〜見守りGPSをお勧めする理由

ということで、ここまで「見守りGPS」について、そして「あんしんウォッチャー」について詳しく説明してきました。

 

最後に、先に書いた “あんしんウォッチャーに大ピンチを救ってもらった体験” を紹介します。

 

 

実はあんしんウォッチャーを使い始めた頃に、またあったんです「お父さんが帰ってこない」という連絡が…。

 

あんしんウォッチャーは「現在地」と「移動履歴」を見ることができるのでそれぞれ確認したら家から3kmくらいの場所を歩いてる。

 

徘徊

 

あー、これはもうフラフラ歩いて行って迷ってるなと。

 

幸いまだちょこちょこ移動している様子なので倒れている心配はない。

 

そこで、昼間だったこともあり警察には連絡をせずにまずはあんしんウォッチャーを頼りに自力で探すことにしました。

 

とりあえずは母親がクルマで探してみるということになったんですが…

 

実家に向かっている途中に電話が鳴ってあっさり「いまお父さんをクルマに乗せた」って。

 

いやいやこれにはビックリしましたね。まさか母親が、徘徊している父親を1人で探し出して保護するなんて。

 

まぁとにかく2人とも事故にならなくて良かったのと同時に、このときはまさにあんしんウォッチャー様々でした。

 

普段から「遠く離れた場所から父親の行動を見守れる」という安心感は感じてましたが、まさかこんな事が実際に起こるなんて思ってもみなかったです。

 

 

 

そんなこともあって、家族の独り歩きが心配という人にはついつい見守りGPSの素晴らしさを伝えたくなっちゃうんですよ。


 

 

もちろんこんなケースはそうそうあるものではないと思います。でも、1つ言えるのは見守りGPSがあるのとないのとでは日々の安心感が全然違うということ。

 

とにかく、徘徊対策で悩んでいたら絶対に見守りGPSは利用したほうがいいと自信を持って強くお勧めできます。

 

\あんしんウォッチャー公式/

 

とくに、あんしんウォッチャーはお試し感覚で始められるしコスパも最強だと思いますね。

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。この記事が少しでも認知症の家族に悩む人の参考になれば幸いです。
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