高齢者に利用する【見守りGPS】おすすめランキング
◇この記事はPRを含みますが、メーカーから商品を受け取ってPRを依頼されてはいません
このページでは認知症の徘徊対策として「見守りGPS」を利用する場合にどんな機能が必要か、そしてどんな機種があるのかを表にまとめて解説しています。
見守りGPSといっても種類がたくさんあるので、とくに高齢者用に利用する場合は何を基準に選べばいいか分かりづらいですよね。
そこで、「高齢者用として見守りGPSを利用するときに必要な機能」を整理して、コスパに優れたオススメ機種をランキング形式で紹介します。
結論から書くと、高齢者向けに販売されているGPSはコスパが悪いので、子供向けに販売されているGPSの中から選ぶのが機能面も充実しているので正解です。
値段や機能を比較してその理由も詳しく解説していきます。
徘徊対策として見守りGPSの購入を検討している人はぜひ参考にしてください。
【見守りGPSの機能をおさらい】〜実は必要ない機能も…
まずは「見守りGPS」にはどのような機能があるのかおさらいしておきましょう。
見守りGPSとして1番基本となる機能は「現在地」と「移動履歴」が確認できることです。
「現在地」は、文字通りGPS端末を持っている人が現在居る場所を測定します。
「移動履歴」は、何時にどこを歩いていたかの履歴を表示する機能です。多くの機種では24時間の移動記録が一定期間保存されます。
家族のスマホからこの2つを確認できるというのが見守りGPSの主な役割ですね。
当然その他にも様々な機能がありますが、よくよく考えると高齢者用として使う場合はあまり必要ない機能もあるんです。
そこで、見守りGPSの機能についてのカンタンな解説付きで徘徊の対策用に利用する場合に必要かどうかの優先順位を表にまとめてみました。
機能・性能 |
カンタン解説 |
優先順位 |
---|---|---|
複数の測位システム | 見守りGPSの中には米国GPSの電波だけでなく、世界中の人工衛星の電波(GNSSシステム)や、携帯電話(基地局)の電波を受信できる機種があります。 | A |
複数スマホでの見守り | 1台の契約に対して複数人のスマホで見守れる機能。何人まで登録できるかは機種によって違いますが見守る人は多いほうが安心なのは言うまでもありません。 | A |
指定エリアの出入 | 指定したエリアから出たときや、登録した場所に入ったときに通知が来る機能です。自宅の半径何キロ範囲から出たというエリア指定ができる機種はとくに高齢者用で重要です。 | A |
バッテリー通知機能 | バッテリーが少なくなってきたときにスマホに通知が来る機能です。バッテリーの残量確認もできるので家族で見守ればバッテリーの充電のタイミングを管理できます。 | B |
ボタン通知機能 | 端末本体にボタンが付いていて長押しなどでスマホに通知が来る機能です。高齢者用で利用する場合はあまり必要性はありませんが、料金が同じなら付いている方がいいでしょう。 | B |
相互連絡機能 | 音声メッセージやテキストで留守電やメールのように相互に連絡が取れる機能です。使いこなせるかが疑問なのと、料金が上乗せされることを考えると高齢者用としては必要ないかも…。 | C |
大容量バッテリー | バッテリーの容量が大きければ長く使えますが、容量が小さい機種でも1日でバッテリーが切れるわけではありません。バッテリーが大きくなればそれだけ重くなるのでバランスも大切です。 | C |
駆けつけサービス | もしもの緊急事態に警備員などを要請できるサービスです。実際にはGPS端末で緊急事態かどうかを判断するのは難しいですが、あったら嬉しいサービスといえます。 | C |
優先順位の「A」は高齢者用として利用する場合にはとても大切な機能といえます。
とくに「複数の測位システム」は、GNSSシステムやスマホの電波を受信できることによって現在地の精度は格段に上がるのでかなり優先順位は高いです。
「複数の測位システム」「複数スマホで見守り」「指定エリアの出入」の機能はほとんどの機種に付いていますが、逆に、付いていない機種は候補から外してもいいと思います。
【見守りGPS比較】〜どんな機種があるか総まとめ
ここで現在発売されている見守りGPSを、「高齢者向け」と「子供向け」の機種に分けてその料金を比較してみましょう。
子供向けの機種は種類が豊富で、「通知ボタン」が付いているタイプ、「音声メッセージ」が付いているタイプなどがあるので、2つのタイプをグループに分けてまとめました。
【子供向け】GPS
機種 |
月額 |
初期費用 |
1年目総額 |
備考 |
---|---|---|---|---|
ボタン通知機能付き(端末 ⇒スマホ) | ||||
あんしんウォッチャーLE | 539円 | 3,975円 | 9,904円 | キャンペーンあり |
どこかなGPS 2 | 528円 | 7,480円 | 10,648円 | 半年間は月額無料 |
まもサーチ 3 | 528円 | 5,280円 | 11,616円 | 年額5,500円プランあり |
みてねみまもりGPS 3 | 528円 | 5,808円 | 12,141円 | |
soranome(ソラノメ) | 539円 | 9,020円 | 15,488円 | |
どこにゃん | 550円 | 8,580円 | 15,180円 | |
MAMORIA GPS(マモリア) | 550円 | 10,780円 | 17,380円 | |
音声メッセージ機能付き(端末 ⇔スマホ) | ||||
amue link(アミューリンク) | 748円 | 5,980円 | 14,956円 | |
みまもるワン「BoTトーク」 | 748円 | 5,280円 | 14,256円 | GPSのみプランあり |
coneco(コネコ) | 480円 | 19,800円 | 25,560円 | 文字メッセージのみ |
otta.g(オッタジー) | 748円〜 | 10,780円 | 19,756円 | |
みもり | 748円 | 7,480円 | 16,456円 | スマホからの音声のみ |
【高齢者向け】GPS
機種 |
月額 |
初期費用 |
1年目総額 |
備考 |
---|---|---|---|---|
絆GPS | 7,700円 | 5,500円 | 97,900円 | |
認知症徘徊GPSセンター | 3,080円 | 0円 | 36,960円 | |
iTSUMO(いつも) | 13,200円 | 11,000円 | 169,400円 | 介護保険で月額1,500円〜 |
どこさいる | 2,200円 | 6,600円 | 30,800円 | |
ココセコム | 1,320円 | 4,400円 | 20,240円 | 駆けつけサービスのみ |
ALSOKまもるっく | 1,870円 | 6,600円 | 29,040円 | 駆けつけサービスのみ |
こうして比較すると一目瞭然ですが、高齢者向けのGPSは、月額、1年目の総額ともに子供向けとは比べものにならないくらいに高額な設定になっています。
これは、高齢者向けのGPSが主に介護施設などの法人向けに販売されているためです。
なかには介護保険適用とアピールしている機種もありますが、いずれにしろかなりの金額になっていますね。
じゃあそれだけ高性能なのかというと…、どれも子供向けGPSの2世代前くらいの性能にも届いていません。正直、機能面では足元にも及ばないくらいショボい…。
この辺りが、冒頭で「子供用に販売されているGPSを選ぶのが正解」と書いた理由です。
もちろん、高齢者向けGPSの批判をしているわけではなく、あくまでも “個人で利用するなら” 安くて高性能な「子供向けGPS」を選んだ方がいいということを伝えたいだけです。
子供向けGPSならどんなタイプを選べばいい?
それでは「子供向けGPS」の中ではどんな機能に注目して、どんな機種を選べばいいのでしょう?
ポイントになるのは「ボタン通知機能が付いている機種」と「音声メッセージなどでお互い連絡できる機種」のどちらのタイプを選択するかです。
「ボタン通知機能」というのは、GPS本体に通知ボタンが付いていて、それを押すと家族のスマホに「ボタンを押しました」という通知が届く機能になります。
一方の「音声メッセージ機能」というのは、GPS本体に音声(文字だけのタイプもある)を残せる機能が付いていて、家族のスマホとお互いにメッセージのやり取りができる機能です。
まぁ、お互いが留守電(メール)でやり取りできる機能と思えばいいでしょう。
もっと古い世代の通知ボタンが付いていないタイプもありますが、ボタン付きと月額や機種代が同じなので省きます。
上の表でもこの2つのタイプを分けてまとめていますが、これはなぜかというと、「ボタン機能付グループ」と「音声メッセージ機能付グループ」で月額に差があるから。
表を見ても分かるとおり、音声メッセージ付のグループのほうが月額が200円くらい高くなるんです。
音声メッセージや文字メッセージは留守電やメールのような使い方ができますが、そのかわりに月額利用料などが高くなるということですね。
この月々約200円の差をどう考えるか。
お子さん用に見守りGPSを選んでいるときにはここが悩みどころになるわけです。
ただし、「認知症による徘徊の対策」という目的で見守りGPSを探している場合、すでに電子機器でのやり取りが難しくなっているケースが多いので、特別な理由がないかぎり音声メッセージ機能は必要ないと思います。
もしそれなりに電子機器が使える段階ならば、むしろスマホの方がいいのかもしれません。
そもそもスマホの操作が怪しくなってきているからこそ見守りGPSを探しているわけで…。
もちろん音声メッセージだけでもやり取りができれば安心なので、あとは本人の今の状況と料金のバランスをどう考えるかですね。
この辺りが高齢者用に機種を選ぶときのポイントになります
【見守りGPSおすすめランキング】1位はやっぱり…
さてここからは、これまで説明してきた条件が全て揃っている見守りGPSをピックアップして、その中から高齢者用としてオススメできる機種のベスト3を紹介します。
実際にあんしんウォッチャーLEを購入して大変満足しているので、もちろんあんしんウォッチャーがオススメですが、ここで紹介する3機種なら価格や機能の面で不満に思うことはないでしょう。
- 初期費用が安くてお試し感覚のプランがある
- 利用休止しやすい月契約のプランでも安い
- 30%OFFキャンペーンなどを実施している
- 運営が通信会社のau(KDDI)なので安心
- セコムの自宅駆けつけサービスが利用できる
複数測位 | 複数スマホ | エリア出入 | 充電通知 | ボタン通知 |
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初期費用 | 月額利用料 | 1年目総額 | 2年目以降 | バッテリ容量 |
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「あんしんウォッチャー」と「あんしんウォッチャーLE」はプラン名が違うだけなので、端末本体は同じものです。
\あんしんウォッチャー公式/
複数測位 | 複数スマホ | エリア出入 | 充電通知 | ボタン通知 |
---|---|---|---|---|
初期費用 | 月額利用料 | 1年目総額 | 2年目以降 | バッテリ容量 |
---|---|---|---|---|
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− 非公表 |
複数測位 | 複数スマホ | エリア出入 | 充電通知 | ボタン通知 |
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初期費用 | 月額利用料 | 1年目総額 | 2年目以降 | バッテリ容量 |
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1810mAh |
【まとめ】〜迷ったらあんしんウォッチャーLE!?
今回は、見守りGPSを高齢者用に利用する場合に優先したい機能(性能)をまとめて、さらに現在販売している機種の料金などを比較してきました。
機種を選ぶときのポイントとしては、まず「複数の測位システム」「複数スマホでの見守り」「指定エリア出入」「バッテリー通知」といった機能が付いていること。
そして、見守りGPSの料金プランは「GPS本体からボタンで通知できるタイプ」と「音声や文字でメッセージをやり取りできるタイプ」で違いがあることなどがありましたね。
高齢者用ということを考えると「メッセージのやり取りはできなくていいのでは?」というのが私の意見ですが、この辺りは人それぞれ考えがあると思います。
最後にオススメの機種ベスト3ということで「あんしんウォッチャーLE」「まもサーチ 3」「どこかなGPS 2」を紹介しましたが、正直、この3つならどれを選んでも後悔することはないでしょう。
個人的には初期費用の安さや運営会社の安心感などから「あんしんウォッチャーLE」を購入して大満足です。
ちなみに、あんしんウォッチャーは関連サービス(auHOME)が「ココセコム」と連携しているのでアプリ内に「SECOM」のボタンが付いています。
これは、要請をすれば自宅へ訪問をしてくれるサービス(現在地への駆けつけはできません)で、実家に高齢の家族しかいないという場合は安心です。
子供用の見守りGPSとしては他社にはないサービスということもあり、購入を決めた理由の1つになりましたね。
ということで最後まで読んでいただいてありがとうございました。この記事が少しでも認知症の家族に悩む人の参考になれば幸いです。