父親の認知症による徘徊の対策として見守りGPSの『あんしんウォッチャー』を毎日使っていてすでに家族の必需品になっていますが、購入前にはいくつか不安もありました。
そのうちの1つが「外出の度にGPS本体を持ってもらえるかな…」というもの。
結構それで苦労しているという口コミもあったので実際にどうなるか心配だったんですよね。
でも、家の鍵に付けてみたら幸いなことに案外すんなり持ってくれました。
あんしんウォッチャーの端末が思ったよりも小さかったこともあって、とりあえず家の鍵のキーホルダーとして付けてみたら上手くいって。
ただ、購入前にいくつかアイデアを用意していたので今回はそれを簡単に紹介します。
同じく高齢の家族に見守りGPSを検討しているけど、ちゃんと持ってもらえるかが心配という人の参考になればと思います。
見守りGPSを持ってもらうための3つのアイデア
男性女性を問わず外出時にバッグを持ち歩く習慣があるなら、バッグの中に忍ばせておけばいいだけなので何も問題はないでしょう。
端末のバッテリーの充電が少なくなったら家族のスマホに通知がくるので、入れっぱなしにしておいても大丈夫。
仮に外出先で落としたり、取り出して置いてきたりしても、それこそGPSが付いていてどこにあるかはすぐに分かるから安心です。
一方で大変なのは外出時にいつも手ぶらで出て行ってしまう人なんですが、持ち歩いてもらうためのアイデアは3つ考えていたのでそれを紹介します。
1.キーホルダーとして利用
これは認知の進行段階によっては使えない方法ですが、もし外出時に鍵を持っていくならやはり直接端末に付けてしまうのがベストです。
繰り返しになりますがうちの父親はこの方法で上手くいきました。
端末のサイズがポケットに入れてもそれほど違和感がないくらいの大きさなので、元々キーホルダーを付けている人なら取り替えるだけで自然に持ってもらえるはずです。
ただ、この方法は鍵(もしくは同様の物)を持ち歩かない人の場合は「外出時に何かを持っていく」という新しい習慣を作ることになるので難しいかもしれませんね。
2.ベルト通し付のポーチに入れる
最初は、この「ベルト通し付のポーチに入れる」という方法が本命でした。
なるべく小さなポーチを見つけて、とにかくズボンのベルトにポーチを通しておけばいいわけですから簡単です。
ポーチはまずは100均で探してみるといいと思います。
もしちょうどいい感じのものが見つからない場合は、Amazonなどで「ベルト通し ミニポーチ」で検索してみてください。
あとは「ワークマン」などで職人さん用のポーチや、「ゴルフ用品店」でゴルフボール用のポーチなんかもあるので探してみるといいかもしれません。
女性などでベルトを使わない場合はマジックテープなどを活用するといいと思います。
3.専用の靴の靴底にセットする
靴底に見守りGPSを収納できるという専用の靴があるのは知っていますか?
これは最終手段なんですが、どうしてもダメな場合は靴底に入れちゃう方法です。
これ、実はGPSを収納できる靴をセットにした高齢者用の見守りGPSを提供しているサービス(会社)があるんですよね。
ただ、このブログでは他の記事でも散々書いていますが、「高齢者用の見守りGPS」はとにかく料金が高いのでオススメはできません。
敢えて名前は出しませんが、靴底GPSを提供しているサービスは、靴代も含めて2年間で10万円なんていう会社もありますから注意が必要です。
なので我が家では、最終手段として靴底に収納する方法しかないと判断したら、Amazonや楽天市場で1万円くらいで専用の靴が売っているのでそれを単品で購入するつもりでした。
靴底GPSサービスで使用する専用端末もとくにサイズが小さいわけでもないので(むしろ大きめ?)、あんしんウォッチャーの端末なら入るだろうと。
いや、これは実際にやったわけではないので保証はできませんが、どちらにしても靴底GPSサービスは料金が高すぎて利用できないと思ったんです。
この3つめの方法はあまり参考にはならないかもしれませんが、2つめの「ベルト通し付のポーチ」ならかなりの確立で上手くいくはず。とにかくこれが本命ですね。
番外編
最近は『Air Tag』を代表とする「スマートタグを見守りGPSに利用できないか?」
といった声をよく聞きますが、高齢者用にスマートタグは適しているかという内容の記事も書いているのでよかったらこちらも参考にしてください。
【あわせて読みたい】
今回は見守りGPSを持ってもらう方法をいくつか紹介しましたが、どうやって持ってもらうか悩んでいる間に時間が過ぎてしまって何か起きてしまったら元も子もありません。
この記事が何かのヒントになって見守りGPSの導入のきっかけになれば幸いです。